米粉の菓子ページに情報を追加しました

北川辺

 

米粉の菓子ページに北川辺こしひかりの情報を追加しました!私が生まれた頃にはすでにブランド化されて、給食はすべて美味しい北川辺こしひかりでした。今日の北川辺こしひかりがあるのは先人の努力のおかげです(^^)

最近では『御菓子司 せきね』の裏手に植わっている枇杷の実が少しづつ大きくなってきました•••実のなる木は楽しみがありますよね(^ν^)
ということで明日は上生菓子•練切製の『枇杷』を製造予定です。それではまた(^o^)/

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【素材のお話】上新粉・上用粉・餅粉・白玉粉の違いとは!?

初代柏戸力士餅

今日は天気も良く気持ちがいいですね。写真は白玉粉でおつくりしている輪中の郷・北川辺銘菓『力士餅(ちからもち)』です。黒糖を練りこんだ求肥餅にたっぷりきな粉をまぶして仕上げています(^^)

本日は素材のお話…特に和菓子のレシピによくのっている上新粉(じょうしんこ)・上用粉(じょうようこ)・餅粉(もちこ)・白玉粉(しらたまこ)の4種類の米粉の違いについてです。

一度は聞いたことはあるけれど、どこかあいまいなこれらの材料ですが、大きな違いは原料とするお米が”うるち米”か”もち米”かで分けられます。分類すると…

【うるち米】

上新粉・上用粉

【もち米】

餅粉・白玉粉

…となります。そして上新粉と上用粉の違いは粉の粒子の荒さです。上新粉は粒子の荒い米粉で、お団子や柏餅、すあま、草餅など風味・歯応えを求める生菓子類に使用します。また上用粉は粒子の細かい米粉で、上用饅頭や浮島といった柔らかさを求めるお菓子を作るときによく使います。(もちろん粒子の荒さが違うだけなので、上新粉で上用饅頭を作ったり、上用粉でお団子をつくったりもできます)

そして餅粉と白玉粉の違いですが、餅粉はもち米を洗い、乾燥させてから粉にしたものなので米の風味が強い。対して白玉粉は、もち米を洗って水に浸したあと、加水しながら挽いて(水挽きといいます)、沈殿したものを乾燥させてつくります(つるりとした食感・のびがある)。用途としては餅粉は大福など、白玉粉は白玉団子や桜餅などに使用します。

ちなみに『御菓子司 せきね』で使用する上新粉・上用粉は主に地場産の『北川辺こしひかり』を自家製粉したものとなっていますのでより一層、お米の風味を感じていただけると思います(^^)

たまにはお菓子についている原材料表示をみてどんなお菓子なのか想像してみるのも面白いかもしれませんね。職業病かな…(^^;)

それではまた(^^)/

北川辺こしひかりの米粉

ふんわりどら焼きがやきあがりました!

どら焼き

本日『御菓子司 せきね』では老若男女を問わずに好まれるどら焼きをやきあげました。

卵がたっぷりのふんわりとした生地に、北海道産の一等級小豆でつくったつぶ餡をはさみました(^^)中のつぶ餡は先日ご紹介した鬼ザラ使用のみずみずしいあんこです。どら焼きやお団子、お饅頭などは和菓子の代表格なので、これを食べ比べればそれぞれのお菓子屋さんの個性(?)が分かるかもしれません。

そんなどら焼きの生地は基本的には『三同割(さんどうわり)』といって小麦粉・砂糖・卵を1対1対1であわせたもので、好みによって味醂や日本酒などの副材料や調製水を加えて焼き上げます。一見ずいぶん簡単な配合のようですが、火加減や水の量が大きく出来上がりを左右するので熟練を要するお菓子でもあります。

この機会にふんわり焼き上げた御菓子司せきね謹製の『どら焼き』をお試しください。それではまた(^^)/

【涼菓】”あんどうふ”がはじまりました

あんどうふ

こんにちは。だんだんと暑くなり冷たいものが美味しい季節がやってきましたね。『御菓子司 せきね』では本日より涼菓「あんどうふ」の販売を開始しました。

あんどうふは葛(くず)を使用したつるりとしたのどごしが特徴の夏のお菓子です。普通の水ようかんは寒天と砂糖・こしあんでつくるものですが、寒天の代わりに葛を使用することでこの独特の食感が生まれます。もちろん自家製餡を使用しています(^^)

甘すぎずさっぱりとしていて、何個でも食べられそうなお菓子のお豆腐”あんどうふ”は大・小2サイズご用意しておりますので、この機会に是非ご賞味ください!それではまた(^^)/

【どら焼きの仕込み】粒あん造り

どら餡

 

本日はどら焼きの仕込みを行っていました。あいにくの天気で、おうちでゆっくりとお菓子でも食べようかということなのか、本日はかしわ餅や大杉ばやしをお求めになるお客様が多くいらっしゃいました。お足元の悪い中お越しいただき誠にありがとうございます(^^)

写真はどら焼き用の粒あん通称『どら餡』の仕込み途中の様子です。どら餡はまず小豆を柔らかく煮てから砂糖を溶かした蜜に一晩つけておき(蜜漬けといいます)、翌日に寒天を加えて練りあげていきます。今日はその蜜漬け工程までをこなしていました。

写真の小豆は、煮崩れずに丸のまま残っていると思いますが…実はここが重要です!というのは、粒あん系統のものを作るときはしっかりと豆の形を残すように煮ないと、風味がどんどん逃げて行ってしまうからです!小さなことだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが比べると全然違うんですよ(^^;)

また『御菓子司 せきね』では蜜を作るときに使う砂糖にもこだわりをもっています。使用するお砂糖は「鬼ザラ」です。

鬼ザラ

 

鬼……!?ちょっとかわった名前ですが、純度が非常に高くすっきりとした甘さ(甘味度)をもつ大きな結晶のザラメで、小豆の風味をひきたててくれる高級品なんです。

ちなみに砂糖というのはたくさん使えば使うほど甘くなると思いがちですが、砂糖の種類によって甘さはかなり違います。大まかにいうと…

 

氷砂糖≦鬼ザラ<白ザラ糖<グラニュー糖<上白糖

(すっきりとした甘さ・甘味度が低い)      (甘味度が高い)

といった感じです。つまり砂糖を多く使わなければいけないけど、甘さは抑えたいもの(最中など)には鬼ザラや白ザラ糖を使ったりします。

お砂糖も奥が深い…続きはまた次の機会に!それではまた(^^)/

【人気商品】羽衣用の黄味餡を丸めています。

羽衣 黄味餡

 

今日関東地方では台風が接近している影響で夕方からかなりの量の雨が降っていますね。車の運転や通勤・通学している方は気を付けなければなりませんね(^^;)当店横の用水路も順調に増水しております…

さて本日『御菓子司 せきね』では人気商品の羽衣造りを行っていました。羽衣はまず手亡豆(てぼうまめ)という白い隠元豆を柔らかくなるまで煮て白いこしあんをつくったものに卵黄を加えて練ります。そしてちょうどいいかたさになったら番重に入れます。

その後しばらくして、あんこが冷めたら分割して、一つひとつ丁寧に丸めていくのですがちゃんときれいに丸めないとこの後のホワイトチョコレートをコーティングする作業がうまくいきません!写真はホワイトチョコレートをかける前の様子です。ここまでくるといつもの羽衣らしくなってきますね(^^♪

黄味餡とホワイトチョコレートという和洋折衷の菓子なのでいつもの緑茶はもちろんコーヒーや紅茶にもとってもよく合うんですよ~ぜひお試しくださいませ。

出来上がりはこんな感じです→羽衣

郷土自慢の北川辺こしひかりのお話です

北川辺こしひかりロゴ

こんばんは。米どころ北川辺の『御菓子司 せきね』です(^^)
当店のある加須市北川辺地域ではすでに農家さんの手によって多くの田んぼに苗が植えられています。水のはられた田んぼに反射する日差しは本当に綺麗ですね。

今日は加須市の名産品で、当店でも米粉に挽いてお菓子に使用している『北川辺こしひかり』のお話です。

北川辺こしひかりが近隣地域のなかでも特に美味しいと言われているのは、北川辺の肥沃な土壌によると言われています。というのは元々この地域は利根川や渡良瀬川が蛇行して流れていた場所(川に囲まれているので輪中(わじゅう)地域といいます)で、大雨が降る度に土手が決壊して、上流の肥沃な砂や土がたくさん流れてきていたようです。実際に記録に残っているだけでも二年に一回は土手が切れていたそうです。

しかし今日土地改良が進んだことによって水害の心配も少なくなったこの地域では、美味しいお米やトマトといった名産品が収穫され、のどかな田園風景が広がっています。先人の残してくれたこの風景をこれからも大切にしていきたいですね(^^)

写真は加須市登録商標『北川辺こしひかり』のロゴマークです。渡良瀬遊水地や可愛らしいお米のキャラクターがデザインされていて米袋やPR用ののぼり旗などに使用されているので、市内のどこかで見かけたこともあるのではないでしょうか⁉︎

当店でも、自社農場での収穫→精米→製粉→米粉の菓子づくりを楽しみにしながら夏の仕事を頑張りたいと思います!それではまた(^o^)/

『御菓子司 せきね』では加須の暑い夏にむけて塩羊羹造りです!

塩羊羹

こんにちは。暖かい(暑い⁉︎)日が段々と多くなってきましたね。お菓子屋さんは火を使う仕事が楽しくなってくる季節になってきました^_^;

御菓子司 せきね』では本日、加須の暑い夏にむけて塩羊羹造りをしました。(当店のある加須市は暑さで有名な熊谷市や館林市のすぐ近くなんです💦)
夏に羊羹は重いかな〜と思われる方もいらっしゃると思いますが、当店の塩羊羹はゆっくりと煮溶かした天然寒天に自家製の風味豊かな小豆こしあんと白あんを合わせ、専用の天然塩を加えて仕上げたものなので、真夏でも思いのほかあっさりと美味しくいただけると思います(^^)

暑い日に塩羊羹を食べるときにはやはり冷た〜い緑茶か麦茶と一緒が一番合うと思います!北川辺本店のほか、道の駅きたかわべでも販売してますのでどうぞこの機会に召し上がってみてくださいね。また、『御菓子司 せきね』では塩羊羹のほかにも本練・小倉・黒糖羊羹などの特製羊羹もおつくりしております。

暑い日にはこまめな水分•塩分補給をして、体調管理をしっかりとしていきたいですね。それではまた(^^)/

 

特製羊羹

 

麦らんがんの製造風景です!

麦らくがん

お節句も終わり、ひと段落した『御菓子司 せきね』です。写真は本店と道の駅きたかわべでも販売している麦らくがんです。

麦らくがんというお菓子は、お砂糖ともち米の粉である『みじんこ』と大麦を炒って挽いた粉の『麦こうせん』を合わせて木型でうち抜いたものです。…といっても粉を合わせただけではしっかりとした形に固まらないので『しとり』と呼ばれる水飴を溶いた水をつなぎとして加えます。しかししとりは多すぎると固くなりすぎて口溶けが悪くなってしまうし、少なすぎると固まらない💦

ちゃんと計量すればいいのにと言われそうですが当日の湿度や、粉や砂糖に含まれる水分によって変動があるため微調整が必要となります。職人のうでの見せどころですね!

『御菓子司 せきね』ではひとつひとつ丁寧に木型を使って手打ちすることでより一層口どけよく仕立てています。飽きのこない昔ながらの素朴なお菓子なので、これからの季節は美味しい冷茶などと一緒にいかがでしょうか。

同じ麦こうせんを使った焼き菓子『麦ふうせん』も麦の風味豊かに仕上げていますのでこちらもよろしくお願いします。それではまた(^^)/

 

【上生菓子】花しょうぶを製造中です!

花しょうぶ

今日はこどもの日ですね。もうかしわ餅は食べましたか?「御菓子司 せきね」ではこしあん入と味噌あん入の2種類をおつくりしております。

写真は上生菓子の『花しょうぶ』です。先月、加須市で催された春の茶会でご注文頂いたものと同じデザインのもので、練切製小豆こしあん入りです。

花しょうぶといえば美しい紫色ですが、この色を出すのがなかなか難しいんです…というのは、ゆっくりと色の様子を見ながら着色したいところですが、練切は手の熱であたたまり固くなりやすいものなのです。つまり手の熱が伝わらないうちにいかに手早く・綺麗な色をだすかが重要です。色に関しても、同じ紫でも”青よりの紫”ではなく”赤よりの紫”の方が美味しそうに見えるんですよ。

 

旬の菓 さくらんぼ

もう一枚の写真はういろう製の『さくらんぼ』です。中には天然レモン果汁と皮の入った甘酸っぱいレモン餡を包みました。瑞々しいフルーツがより一層食べたくなるこれから時期、一足お先に和菓子のフルーツはいかがでしょうか?