くさ餅

　国産手摘みよもぎと
　　　　独自のもっちり食感

　春の香りを楽しむ『くさ餅』。

　当店のくさ餅は高品質な国産米と手摘みよもぎをたっぷりと使用し、もっちりとした食感に仕上げた春を彩る和菓子です。
　御菓子司せきねでは自家製こし餡を包みこんだ『餡入りくさ餅』と国産きな粉をまぶして楽しむ『きな粉くさ餅』の二種のくさ餅をお造りしております。

　食感にこだわり埼玉・加須の地で朝搗きした当店独自のよもぎ生地と小豆香るこし餡の風味をお楽しみ下さい。

　　国産手摘みよもぎ・草もちの歴史

　当店のくさ餅に使用するよもぎは一枚いちまい丁寧に収穫された国産の手摘みよもぎです。
よもぎには多くのビタミンやミネラルが含まれ、βカロテン、タンパク質、食物繊維など豊富な栄養を含む緑黄色野菜であり欧州ではハーブの女王とも呼ばれています。

　また日本におけるくさ餅の歴史は大変古く、遡ると古代中国の風習に由来します。
かつて３月３日の上巳の節句（じょうしのせっく＝桃の節句）には、けがれを祓う意味で香りの強い草を混ぜた餅を食べる習わしがありました。
　このような風習が９世紀頃に日本に伝わり、平安時代の歴史書『日本文徳天皇実録（にほんもんとくてんのうじつろく）』に”草餅”の名が初めて記されました。
　古くは春の七草として知られる御形（ごぎょう＝母子草）を用いた草もちが作られていましたが、母と子を餅に搗くのは縁起が悪いとされ、現在多くの地域では香りの良いよもぎを用いたくさ餅が広く親しまれています。