加須市指定天然記念物オニバスの情報を追加しました

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加須市指定天然記念物オニバスの情報を追加しました。

オニバスは加須市北部の北川辺地域に自生し、7月下旬頃から9月上旬頃まで早朝より赤紫色の可憐な花を咲かせます。当店ではこのオニバスをモチーフとした和風クッキー『オニバスの郷』を好評販売中です。

オニバス観光の機会にぜひ当店までいらしてください。お待ちしております。

【素材のお話】上新粉・上用粉・餅粉・白玉粉の違いとは!?

初代柏戸力士餅

今日は天気も良く気持ちがいいですね。写真は白玉粉でおつくりしている輪中の郷・北川辺銘菓『力士餅(ちからもち)』です。黒糖を練りこんだ求肥餅にたっぷりきな粉をまぶして仕上げています(^^)

本日は素材のお話…特に和菓子のレシピによくのっている上新粉(じょうしんこ)・上用粉(じょうようこ)・餅粉(もちこ)・白玉粉(しらたまこ)の4種類の米粉の違いについてです。

一度は聞いたことはあるけれど、どこかあいまいなこれらの材料ですが、大きな違いは原料とするお米が”うるち米”か”もち米”かで分けられます。分類すると…

【うるち米】

上新粉・上用粉

【もち米】

餅粉・白玉粉

…となります。そして上新粉と上用粉の違いは粉の粒子の荒さです。上新粉は粒子の荒い米粉で、お団子や柏餅、すあま、草餅など風味・歯応えを求める生菓子類に使用します。また上用粉は粒子の細かい米粉で、上用饅頭や浮島といった柔らかさを求めるお菓子を作るときによく使います。(もちろん粒子の荒さが違うだけなので、上新粉で上用饅頭を作ったり、上用粉でお団子をつくったりもできます)

そして餅粉と白玉粉の違いですが、餅粉はもち米を洗い、乾燥させてから粉にしたものなので米の風味が強い。対して白玉粉は、もち米を洗って水に浸したあと、加水しながら挽いて(水挽きといいます)、沈殿したものを乾燥させてつくります(つるりとした食感・のびがある)。用途としては餅粉は大福など、白玉粉は白玉団子や桜餅などに使用します。

ちなみに『御菓子司 せきね』で使用する上新粉・上用粉は主に地場産の『北川辺こしひかり』を自家製粉したものとなっていますのでより一層、お米の風味を感じていただけると思います(^^)

たまにはお菓子についている原材料表示をみてどんなお菓子なのか想像してみるのも面白いかもしれませんね。職業病かな…(^^;)

それではまた(^^)/

北川辺こしひかりの米粉

【人気商品】羽衣用の黄味餡を丸めています。

羽衣 黄味餡

 

今日関東地方では台風が接近している影響で夕方からかなりの量の雨が降っていますね。車の運転や通勤・通学している方は気を付けなければなりませんね(^^;)当店横の用水路も順調に増水しております…

さて本日『御菓子司 せきね』では人気商品の羽衣造りを行っていました。羽衣はまず手亡豆(てぼうまめ)という白い隠元豆を柔らかくなるまで煮て白いこしあんをつくったものに卵黄を加えて練ります。そしてちょうどいいかたさになったら番重に入れます。

その後しばらくして、あんこが冷めたら分割して、一つひとつ丁寧に丸めていくのですがちゃんときれいに丸めないとこの後のホワイトチョコレートをコーティングする作業がうまくいきません!写真はホワイトチョコレートをかける前の様子です。ここまでくるといつもの羽衣らしくなってきますね(^^♪

黄味餡とホワイトチョコレートという和洋折衷の菓子なのでいつもの緑茶はもちろんコーヒーや紅茶にもとってもよく合うんですよ~ぜひお試しくださいませ。

出来上がりはこんな感じです→羽衣

郷土自慢の北川辺こしひかりのお話です

北川辺こしひかりロゴ

こんばんは。米どころ北川辺の『御菓子司 せきね』です(^^)
当店のある加須市北川辺地域ではすでに農家さんの手によって多くの田んぼに苗が植えられています。水のはられた田んぼに反射する日差しは本当に綺麗ですね。

今日は加須市の名産品で、当店でも米粉に挽いてお菓子に使用している『北川辺こしひかり』のお話です。

北川辺こしひかりが近隣地域のなかでも特に美味しいと言われているのは、北川辺の肥沃な土壌によると言われています。というのは元々この地域は利根川や渡良瀬川が蛇行して流れていた場所(川に囲まれているので輪中(わじゅう)地域といいます)で、大雨が降る度に土手が決壊して、上流の肥沃な砂や土がたくさん流れてきていたようです。実際に記録に残っているだけでも二年に一回は土手が切れていたそうです。

しかし今日土地改良が進んだことによって水害の心配も少なくなったこの地域では、美味しいお米やトマトといった名産品が収穫され、のどかな田園風景が広がっています。先人の残してくれたこの風景をこれからも大切にしていきたいですね(^^)

写真は加須市登録商標『北川辺こしひかり』のロゴマークです。渡良瀬遊水地や可愛らしいお米のキャラクターがデザインされていて米袋やPR用ののぼり旗などに使用されているので、市内のどこかで見かけたこともあるのではないでしょうか⁉︎

当店でも、自社農場での収穫→精米→製粉→米粉の菓子づくりを楽しみにしながら夏の仕事を頑張りたいと思います!それではまた(^o^)/